フリードの後部座席が暑すぎる!後ろを快適に冷やす簡単アイデア

フリードの後部座席が暑すぎる!後ろを快適に冷やす簡単アイデア

フリード後の座席が暑くなる主な原因とは

夏の場のフリードで「後ろが暑い…」と感じる方は少ないです。その原因を正しく理解しているので、とりあえずな対策ができます。ここではフリード後の部座席(2列目・3列目)が暑くなりやすい構造的・機能的な理由を3つに分けて解説します。

2列目・3列目にエアコンの風が届きにくい構造

フリードのエアコンはフロント部に集中しており、風の吹き出し口が前方にしか存在しません。そのため2列目や3列目に乗る乗員にまで冷風が届きにくく、前席は涼しくても後部座席が暑いという状況が発生します。

とくに真夏の渋滞時や日差しの強い環境では、冷気が前で止まってしまい、後部の温度差が顕著に出る傾向があります。この構造的な弱点が、暑さの原因のひとつです。

リアクーラー未搭載モデルの冷却性能

フリードにはリアクーラーが標準装備されていないグレードが存在します。リアクーラーとは後部専用の冷却装置のことで、これがない車種では後方への冷風供給がフロントエアコン頼りになります。その結果、3列目は特にエアコンの恩恵を受けづらく、車内の温度が均等に保たれにくいのが実情です。特に旧型モデルやエントリーグレードではリアクーラーが省略されているケースが多く、冷却性能に明確な差が出ます。

シートや内装の熱吸収によるこもり熱

夏日光を受け続けることで、黒系のシートやダッシュボード、樹脂パネルは大量の熱を吸収します。 フリードは天井が高く窓面積も広いため、日差しが車内奥まで差し込み、2列目・3列目シートやフロア周辺が高温になります。 この「熱のこもり」はエアコンではなかなか打ち消されず、不快効率を悪くさせてしまうのです

後部座席の暑さを放置するとトラブルが起こる

後部座席の暑さを放置することで、快適性が身に着くだけでなく、健康や安全に関わる重大なトラブルにつながることもあります

チャイルドシート使用時子どもへの影響

チャイルドシートはプラスチックとクッション素材で構成されており、通気性が悪く熱がこもりやすい設計です。 夏場に後部座席へ設置すると、座り心地や快適が高温になったり、歩行が汗だくになったり、ひどい場合は脱水症状を考慮することもあります

高齢者の体調不良のリスク

高齢頭痛者は暑さに対して感覚が鈍くなり、車内の熱が体に負担をかけていることに注意しにくい傾向があります。後部座席の温度が高い状態が続くと、軽いやめまいから、深刻な脱水・熱中症になってしまう危険性もあります。

車内の熱中症・イライラ・不快感の増加

乗車中の暑さは集中力や判断力を低下させイライラや不快感を早めさせます。不快が後部座席で泣き出したり、同乗者との会話が聞こえるような精神的ストレスの原因にもなります。

フリード後部を快適にする暑さ対策グッズ

後部座席の暑さを軽減するために、専用のグッズを活用するのが効果的です。ここではフリードの2列目・3列目におすすめの暑さ対策グッズを4カテゴリに分けて紹介します。

首振り対応の車載用扇風機の選択

車載用扇風機は後部座席に風を届けるための定番アイテムです。 特に首振り機能付きのものは、1か所に風を集中させず広範囲に冷気を分配できるため、複数人が乗る場合でも快適性が向上します。 電源はUSBまたはシガーソケット式が主流で、取り付け方法はヘッドレスト型やクリップ型便利です。

遮熱サンシェード・カーテンの活用法

特にリアウィンドウやスライドドアに設置することで、2列目・3列目の目の温度上昇を大きく考慮することが可能ですカーテンタイプは走行中も使えるものを選んで便利で、プライバシー確保にもつながります。

冷感シートカバー・ジェルパッドの効果

特にチャイルドシートや高齢者が座る場所に設置することで、座った瞬間の熱軽減さをし、汗の吸収・発散も致します。使い捨てではなく洗濯可能なタイプを選んで、衛生面でも何度でも使えます。

ポータブル送風機とUSBファンの配置ポイント

3列目の足元やヘッドレストの裏などに設置すれば、正面から見えない冷気をえます。配線の取り回しを考慮し、USBポートの挿入やコードの固定なども同時に行います、車内の安全性も保てます。

フリードのエアコン効率を上げるコツ

エアコンの優れた性能を上げることはできなくても、使い方次第で冷却効率を高めることが可能です。ここではフリード特有の構造に合わせた効果的なエアコンの使い方を解説します。

内気循環と外気導入の最適な切り替え

エアコンには「外気導入」と「内気循環」の冷え機能があります。外気導入は新鮮な空気を入れるために使われますが、車内の温度が上がっているときは内気循環」に設定する方が効果的です

走行前にドア開放で熱気を排出する方法

真夏の炎天下で駐車していた場合、車内の温度は50度を超えることもあります。 エンジンをかける前にすべてのドアを開けて熱気を一気に逃がすだけで、車内の初期温度を下げることができます。 さらに運転席とスライドドアを対角に開けることで、風通しが良くなり効果が倍増します。

風向・風量の調整で2列目・3列目へ風テクニック

フリード前方エアコン吹き出し口の風向きを上方向や後方へ、風量を中~強にする設定で、冷気を車内全体に循環させることが可能です。 前席側が寒い場合は風の向きを助手席側に聞くなど、乗車位置に応じた工夫も効果的です

モデルごとの違いと後部座席の暑さへの影響

フリードはモデルやグレードによって空調性能や装備が異なります。 車両本体のスペックをしっかりと確保することで、暑さ対策の方向性も明確になります。 ここでは旧型・新型フリードの違いや、リアクーラーの存在による影響を整理して伝えます。

旧型フリードと新型フリードの空調性能の違い

旧型フリード(初代~2代目前期)は後部座席に冷風が届く短い構造となっており、リアクーラーの設定も限定的でした。一方、2024年時点での新型モデルでは車内の快適性向上が図られ、エアコンの吹き出し位置や風量制御の見直しが進んでいます。

リアクーラー搭載グレードの特徴とメリット

フリードの一部グレードにはリアクーラーが標準装備されています。 この装備があることで後部座席専用の冷風が直接供給され、2列目・3列目の温度環境がずっと改善されています。 特に多人数での長時間移動や夏のレジャー利用が多い家庭では、リアクーラー搭載車を選ぶ価値は非常に高いと言えます。

実際に効果があった暑さ対策の体験談まとめ

ここでは、フリードユーザーによる実体験をもとに、実際に効果があった後部座席の暑さ対策を紹介します。実用性が高く、すぐに真似できるものばかりなのでぜひ参考にしてください。

子育て家庭のチャイルドシート周りの対策

子育てのため、チャイルドシートの暑さ対策が最も重要です。実際に多くのママ・パパが実践しているのは、冷感ジェルパッドの使用と、ヘッドレストにUSB扇風機を設置してチャイルドシートの方向へ風を工夫しています

アウトドア派パパが実践する3列目の冷却術

3列目を使用することが多いアウトドア派の家庭では、リアハッチ部分に大型サンシェードの効果が高いという声があります。 さらに、3列目の足元にポータブルファンを設置し、風を足元から循環させることで体感温度が大幅に改善されたという実例も。

高齢者送迎で工夫されたエアコン調整のコツ

高齢者を乗せる機会が多いユーザーからは、出発前にエアコンを強めに設定し、ある程度車内温度が下がってから乗車してもらう工夫が有効だったという体験談が集まっています。また、冷感シートや腰当てを使うことで、長時間の乗車でも不快感があったという声もありました。

後部座席の暑さ対策に関するよくある質問

最後に、フリード後部座席に関する暑さ対策でよくある質問をQ&A形式でまとめます。

フリードにリアエアコンは取り付け可能ですか?

フリードに純正のリアエアコンを後付けすることは基本的に難しいです。 リアクーラーは車両の構造・空調ダクトの設計と合わせており、後付けには大掛かりな改造が必要になります。 そのため、後部座席の冷却は扇風機や送風機など後付けグッズで補完するのが現実的な方法です。

扇風機の電源はどこから取るのが安全ですか?

車載扇風機の電源は主に「USB端子」または「シガーソケット」から取るのが一般的です。 USBポートの数が足りない場合は、車載用のUSB増設ハブを活用しましょう。 また、電力不足を防ぐために消費電力の低いモデルを選ぶこともポイントです。 長時間使用する場合はエンジンをかけた状態で使用することが安全面で推奨されます。

サンシェードは車検に通るのか?

一般的な吸盤式サンシェードやスライドカーテンは、走行中に常設されたままだと「視界を気にする」として整備不良となる可能性があります